考 現 学

〜目的なくただ気づいたことを書き続けるという営み〜 「誰もが簡単に書くことができる時代」だからこそ「書くことが開く可能性」を

伝わるまでのプロセス

アメリカの姉妹都市の町から交換留学生が
5日ほど我が家にホームステイに来ている。

僕は英語がそれほど話すことはできないので、
なかなか伝えることも、理解することも難しい。

だけれど、伝わらないなかでお互いが英語や日本語を使いながら、
話がお互い理解できたときは、とてもいい気分だ。

きっとこの伝わらない状態から、
伝わる状態までのプロセスこそ、
人と人とが関わり合う楽しさなのだと思う。

何かわからないと、スマホで検索すればすぐわかってしまう。
わかってしまうとそこで関わり合いは一旦終了してしまう。

だから分かり合うことって、そこまで大切なことというか、
人と人とが関わり合う上で僕らの喜びにつながるとは限らない。

お互いがわからない状態から、
わかるという方向へむけて、「わかりあおう」と進んで行くプロセスこそ、
僕らが他者と関わる中にある喜びなのではないかと感じた。